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旧弘前偕行社は日本陸軍第八師団に勤務する将校の親睦・互助・研究のための施設として明治40年(1907)に建てられました。建物の設計は、当時、弘前を代表する名棟梁・堀江佐吉(ほりえさきち)。また、建設場所には、弘前藩主の別邸が選ばれました。嘉仁親王(後の大正天皇)はご宿泊された際、庭園の美しさを賞して「遑止園(こうしえん)」と命名されました。
旧弘前偕行社は嘉仁親王(後の大正天皇)のご宿泊場所となり、昭和10年(1935)には弘前に赴任された秩父宮殿下が訪れるなど陸軍の附属施設として使用されてきました。戦後は現在の弘前厚生学院に引き継がれ、改修を加えつつ校舎や保育園の園舎として使用。平成13年(2001)には重要文化財に指定されます。大規模な保存修理工事を終え、令和2年(2020)からはガイド付きで内部を公開しています。
平成25年(2013)から令和元年(2019)まで行われた保存修理工事では、後付けの出入り口や窓、下駄箱などを撤去し、トイレは独立棟として整備しました。また、塗装も建設当時のシックでモダンな配色に復原。遮るもののない大広間や上流階級の娯楽だったビリヤード室など、将校のサロンにふさわしい、威容を誇った往時の姿に甦りました。
重要文化財に指定されている旧弘前偕行社の専属スタッフがガイド付でご案内します。見学をご希望の方は、見学日の3日前までにお電話にてご予約ください。
※学校行事など館内の利用状況により見学できない個所がある場合もございます。